うちにはGさん(おじいさん)ネコがいました
近所の多頭飼いの家からもらい受けてきた時、すでに10歳をこえていました
そして歯が数本だけ残っていました
その数本も歯肉炎のようになってしまったため、うちへ来て早々動物病院で抜歯をしてもらいました
それから6年、歯がないながらも母が用意してくれたいろんな美味しいものからカロリーを摂取し、食いしん坊Gさんは元気に過ごしました
しかしこの1週間ほど食事を取らなくなり、大好物だったパン入り牛乳も食べなくなっていました
昨年夏から毎日毎朝催促にきていたので、少しおかしいのかなと思いました
元々痩せてきていたのもあり、水を飲んで、少しだけ何か食べて過ごすこと数日間、昨日午前母のベットで静かに息を引き取りました
Gさんはきた時からGさんだったので、なんとなくずっとそのままいるように思っていました
よく鳴くし、いろいろ手のかかるネコだったので、静けさがつらいです
うちには他に先住ネコと新入りネコが居ますが、Gさんを探しているようにみえます
なんとなく落ち着きがなくて、ウロウロしてキョロキョロして、ドアの方を見ながらGさんの足音を待っているようです
急に誰かが不在になると、ガランとした感じになるのは、人もネコもきっと同じなのでしょう
安らかに休んでほしい、でももっともっと生きてほしかったと思います
動物を飼うのは喜びだし、楽しいことも多いですが、別れは必然なのでそこだけなんとかならないものか
だからって、自分が先に逝ったら誰が引き取ってくれるのか、ネコはどうやって生きていくのか
人間のわがままですね
来世は自分がネコでGさんに飼ってもらいたいです

