デジタルと紙の違い(読書)どっちがよい?すき?

読書の秋

秋の空気は、立ち止まって静かに読書でもしようかなと思わせます

英語を使った仕事をしながら、あいまに英会話レッスンしております
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わたしは幼少から本が好きで、小学生の頃からたくさん本を読みました

父の難しい小説や、科学雑誌のNewtonがいつもその辺にあり、読みたければいつでも手が届きましたし、易しい小説はどんどん読んで、終わったら図書券をもらってすぐに本屋に行っていました

この本屋体験が、紙の本を愛する土台になっています

本屋の本棚は、大体小説の種類と作家の名前で配置されています

その位置を感覚でおぼえて、その日の気分である作家のある本の一文をよむために探し当てるのは、一冊の本を読みながら、どこかの章の一文を読み返すために括るのと、規模は違えど同じ体験です

知りたい思い出したいことを、思い立ったら自分で探しに行って、見つけて、読む、達成感この繰り返しで身についたんでしょう

ゴーグルを買って、VR本屋でこの体験を試してみるべきですね

当時のわたしは本自体に執着はなく、ご飯と一緒で食べたらしばらく余韻はありますが、すぐ忘れ去り次の本にすすみました、多読のステージでした

小学生、中学生、高校生と環境や考え方は変わっていっても相変わらず本を読むのは好きで、時間があれば文字を読んでいました

また紙の本は貸し借りが簡単で、後先輩から本をもらう、後輩に本をあげるそんなやりとりもありました

おかげで今でも読書大好き、ものを読むのが大好き、時間と眼精疲労が許すかぎりいくらでも文章をよんでいます

主に何かを知るための実用的な文章が多いですが、合間には純粋な好奇心から調べものをして脳の休息としています

大人になるとどうしてか忙しくなり、昔のようにまとまった読書の時間は取りづらくなります

1冊の本を読破するためには、新幹線の移動時間や飛行機の待ち時間などが最適です、そんなチャンスのために取ってある、寝かせてある本があります

そういう本は紙、どうしてか紙です

実体があるものを所有する満足でしょうか

まとまった時間用

ここでデジタルと紙の違いについて

過去に何度か書いていますが、大人になってから数冊の本を繰り返し繰り返し読むようになりました、復読のステージです

これは、覚えるつもりのない読書だからで、何かを思い出すために繰り返し読んでいるんです

それは聖書ではないですが、毎週末教会に行って信仰をおもいだすのに近いのかなと思ったりします

わたしは忘れやすいので、常々本に思い出すのを手伝ってもらう必要があります

ご覧の通り、風呂の湿度で本は壊れています

二つに分離して1項から27項が一冊め、28項から最後までが二冊めになっています

このボロボロの本を読みながら、防水タブレットに切り替えようかと思ったこともありますが、結局今でも紙の本です

タブレットは買わなかったですが、代わりに同じ本の予備を再購入しました

・タブレットには何千冊も本が入ります、文字も大きくできるし、明るさも選べる、調べ物もできて便利

一方持ちづらい、画面が反射する

・ボロボロの本は、軽い、持ちやすい、読みたい場所にすぐ飛べる、読み返したい箇所を探しやすい、わたしにとっては紙の本が優っています

また、朝おきてから夜寝るまで、スマホ画面とPC画面を眺める時間が長い中、早朝の半身浴で紙の本を読むのは、それ自体が眼の休息にもなっているかも知れません

ほかには、デジタルと紙の併用、デジタルNIKKEIアプリでニュースのサマリーを読んで、その後紙の新聞を買います

デジタルで読みたい記事をみつけて、紙で深読みします

一つの記事だけ読むには、デジタルと紙は同じです、なぜわざわざ紙で読むのかと言うと、新聞は目線をずらせば隣の記事をすぐに読めます、この当たり前の便利さがデジタルにはない

となりに並べれば文字が小さくなる、文字は大きくできるけど、一部しか読めなくなる

そして、デジタルならではの多機能、例えば検索できたり、リンクで別ページに飛んだり

それによって簡単に脱線し、そのまま飛んだ先のページを読んでしまうんです

デジタルなので最初に戻れるのは素晴らしいのですが、帰った時には興味を失っているか色々読みすぎて集中力を失っています

最初のニュースにたいする情熱は失われ、どうして興味を持ったのか、思い出すのもやめてしまう、これは乱読です

それなら、紙新聞で一つの記事に齧り付いて、読み終えて考えて周辺の記事と比較して、また戻って読み倒すほうが多少でも頭に残ります

また新聞はそのまま翻訳の勉強でどんどん書き込みをして、最後には髪を切る時に利用して切った髪をくるんで捨てます

英字新聞も、紙だと指で文章の構成、どの単語がどれにかかってるのか確認が簡単、一面の全体を眺めたり、一部分に集中したり自由自在です

小説こそデジタル書籍がいいかもしれません、最初から読んで最後まで読み通す類のものだから

多機能を使わない意志が必要です、それができればタブレットの利点はたくさんあるでしょう

機能がないやつがほしい

最後に

わたしは紙の本が好き、スマホを遠くに置いて手に本だけを持つと没頭できます

コロナ終息後、以前のように移動の機会が増えて読書の時間が増えたら、タブレットで小説を読む便利さを実感できるかも知れないです

はやくそうなるといいな