ベトナム人のエンジニアさんと働き始めて早18ヶ月です、途中から加わったメンバーも今月で1年目となりました
昔を思えば、自分も似たようなものだったのでわかるのですが
彼らは、新しい技術が好きです
無駄は嫌いです
無駄とわかっていて繰り返すのが嫌いです
たとえ仕事でも、嫌いなものに取り組む姿勢はとても消極的です
それをわかっていても、クライアントさんの依頼を伝えて、開発してもらうのが私の仕事
(何とかやってこられて今があります)
この1年で彼らが興味を持って、取り入れたいと提案したのは
例えば Docker、Kubernetes、NLP、Scrum
「知っている?」毎度聞かれても、勿論知りません
その都度調べて読んで見て、出来る限り理解しようと努めてきました
新しいものが出続けるのは何故でしょう?
誰かが改善をしようとしているからです
新しい服、新しい部屋、新しい車
嫌いな人はあまりいませんよね
でも、新しい業務や新しいフローは結構忌み嫌われます
何故なら、新しい知識をつけるのは努力と時間が必要で、苦痛やストレスが伴うからです
それを苦痛ととるか、チャンスととるか
この気の持ちようだけて、飲み込みは断然変わってきます
諦めて受け入れて「まあ、知っていて損はない」と割り切り
時間を割いて読んで観て(Youtube) 観て(Youtube)、観て(Youtube)、観て(Youtube)、また読んで(wikipedia)、読んで(Qiita)
ほとんど趣味と思いこみながら、書店に行けば立ち読みをし、Youtubeでお勧めされれば動画を観て
そうして、なんとか触りだけでも理解をしようと努めています

pixabay最高
昨日はScrumという何かを紹介されました
(Scrumで何をしろというのかベトナム人よ教えておくれ)
仕事が発生する理由は、誰かがそのサービスや商品をお金を払って買うからです
そのサービスや商品を提供するために、プロセスやルールや関係部署や業務内容やお客様やチームメンバーがいます
Scrumはどうやらプロジェクトマネージメントの手法のようで
Agile開発の1種でした

実は、似た様なものは世間にたくさんあふれており
私には何がそんなに素敵なのかまだ理解できていませんが、ベトナム人開発者は非常に乗り気で
YoutubeとTutorialのリンクをくれました
これはドラマ?結構面白いScrumのシーン
例えばアプリの開発をする時
アプリの名前とメイン機能は変わらなくても
中身は変わります、変わり続けるのです
だから、毎日毎週毎月Google playもApp storeもアップデートし続けています
iOSのアップデート以外に、日々繰り返されるアップデートの内容を誰が気にしているでしょうか
有形ならば、追加も変更も限界がわかりますが
ソフトはどこで「ここまで」と決めるのか、正直際限はないです
その「もっとこうして」に対応するために、小分けにしたタスクをSprintと呼び最小単位の開発プロジェクトとして短期間集中して開発し→テストし→本番に実装する
これを果てしなく反復、全ての開発を終える
Scrumで使われている言葉、Sprintは「全速力」でしょうか
開発者は、目の前のコードに取り掛かっている時に昨日のコードについての質問をうけても、即座に回答してくれません
今私が携わっているのは、家庭菜園のようなこじんまりとしたWebアプリです
すごく複雑な機能でない限りは、1日ないし2日で終わり開発環境にデプロイされます
それでも各タスクは終わったら忘れ去られるもののようです
その開発環境にデプロイされた機能の、本番実装を後回しにしたまま
次の修正や追加機能をおこなうため、開発環境の段階で齟齬が生まれることがあります
「こっちをいじったら、こっちがおかしくなった」
これを防ぐには、さっさと本番へ実装してしまう方がいい
それで、今回のScrumにいたったようでした
昨年までJIRAを使っていて、現在はredmineを使っています
redmineでのタスク管理に、Scrum手法を取り込みたいとのことなので
試しに一つ例を作り、運用を考え、定着を促していきたいです
新しいことを知って、理解して、考えて、取り入れるのは
普段使わない身体の使い方をして、筋肉痛がくる感じに似ています
たまに草をむしったり、木を切ったりすると前腕がありえない程痛くなって手がプルプルします
身体の休みがちな部分を動かすのは、体に良さそうですよね

頭も普段休みがちな脳の部分に負荷をかけて煙をあげさせたら、たぶん代謝が良くなります